《第三章 瓦解》 玉響 (たまゆら) 1996年この年は、不幸が二つ重なった。それは、はじめの母あきなと洋子の祖母が相次いで亡くなった。この時ばかりは、はじめも落胆し仕事に身が入らなかった。納骨が終わった後はじめは洋子を連れて熱海日金山霊園に再びや…
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