The Beatles(中期編)  ハイレゾ音質

 The Beatlesと言えば、もう説明はいらないと思うがどの音源が一番いい音なのかと言えば、それは2009年12月発売の「The Beatles USB」になります。高級オーディオ機器で試聴した訳ではなく、あくまでイヤホンで聴いただけだが、恐らく他のオーディオ機器で高級機器であればあるほどその違いが鮮明になる。

 スマホと3万円未満のイヤホンで聴くだけでは、その違いは実感できない可能性が高い。できれば、音場の広いイヤホンで試聴されることを推奨する。

 どうしても金銭的に大変だという人は、2009年9月のリマスターCDを聴いてみて下さい。ハイレゾほどではないが音質的にはかなり向上している。

 

 そして何よりもっともっとビートルズを知ってほしい。1963年のプリーズプリーズミーから始まって、1970年のLET IT BEまでの音楽的進化の過程と素晴らしい才能のぶつかり合いから産まれた音楽の全てを。

 

 

 

 

比較対象 2009年The BeatlesリマスターCD VS 2009年The Beatles usb

【記録媒体】

2009年The BeatlesリマスターCD     CD

2009年The Beatles usb           USB

【記録方式】

2009年The BeatlesリマスターCD     16bit/44.1kHz

2009年The Beatles usb                                   24bit/44.1kHz

 

ダイナミックレンジとSN比とノイズの関係

 

 CDは16bitなのでダイナミックレンジは約96dBであり、ハイレゾは24bitなので約144dBあることになります。この広さの中で記録されていることになります。

 人間の可聴範囲とされているのが120dB程度であることから、ダイナミックレンジが広く、SN比が大きいほうがノイズが目立たなくなり音の解像度が高くなります。一般的には、ダイナミックレンジが広くなるとSN比が良くなると言われております。

 これが数値的には、ハイレゾ(24bit)の方が音質がいいと言われる理由です。

 

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英国版公式オリジナルアルバム別「The Beatles usb」比較レビュー

 

 

1.ドライヴ・マイ・カー

  •  ベースの太さが違う。

2.ノルウェーの森(ノーウェジアン・ウッド)

  •  ベース、アコースティックギター、シタール、ジョンのヴォーカルとポールのヴォーカルの距離感が広がっている。

3.ユー・ウォント・シー・ミー

  •  ベースの音が明瞭でボワツキがない。ポールのヴォーカルとジョンのコーラスの漂いがいい。終わりにかけてのテンションノートがいい味を出している。

4.ひとりぼっちのあいつ

  •  オープニングのコーラスのリバーブ感がいい。ここでも、ポールのベースが生き生きと鳴っている。音場感が広がっている。

5.嘘つき女

  •  ベースの低音がしっかり出ている。どの音を弾いているのかが分かるレベルである。ポールのアイデアでベースにファズをかけるところが凄い。

6.愛のことば

  •  ベースの低音が凄い。

7.ミッシェル

  •  ベースはもちろんのこと、ギター、コーラスの存在感が増している。

8.消えた恋

  •  特筆すべき点はなし。

9.ガール

  •  全体的に分解能が上がっている。ギターの音が煌びやかに聴こえる。

10.君はいずこへ

  •  ベースの音の分解能が上がっている。

11.イン・マイ・ライフ

  •  ジョンレノンの作曲と言われているが、メロディーラインがポールのように思える。ベースのパンチが効いている。シンバルと鈴のような音がリアルに聴こえる。

12.ウェイト

  •  ベースの低音とオルガンの音の重心が低くなっている。

13.恋をするなら

  •  ジョージのリッケンバッカーの12弦ギターの高音が抜けが良く煌びやかに聴こえる。もちろんベースもパンチが効いている。

14.浮気娘

  •   ベースの低音とギターの高音の伸びがいい。

 

 

1.タックスマン

  •  オープニングの不気味さが増している。ベースの重低音とコーラスが強調されることなく自然な感じで聴こえる。特筆すべきは、ポールがテレキャスターで弾いているフレーズがドライブ感がありヘビーに聴こえる点にある。

2.エリナー・リグビー

  •  低音が効いているのとジョージマーティンのストリングスの編曲は素晴らしい。

3.アイム・オンリー・スリーピング

  •  コーラスの漂いがいい。

4.ラヴ・ユー・トゥ

  •  シタールのリアリティ感がいい。

5.ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア

  •  ポールのヴォーカルが前に出てきているだけでなく、コーラスとの前後の距離感が広がっている。ギターの音の広がりもいい。

6.イエロー・サブマリン

  •  特筆すべき点はなし。

7.シー・セッド・シー・セッド

  •  全体的に分離感が増しているのでゴタゴタ感がない。ギターの音が艶やかに聴こえる。

8.グッド・デイ・サンシャイン

  •  ピアノとベースの重低音がいい。ピアノの音の伸びもいい。

9.アンド・ユア・バード・キャン・シング

  •  ギターの中域の艶やかさが良く出ている。分解能も上がっている。ドラムスもいい音で鳴っている。

10.フォー・ノー・ワン

  •  ポールのヴォーカルとベース、ピアノの距離感がいい。

11.ドクター・ロバート

  •  ヴォーカルの張り、ギターの艶やかさ、ベースの重低音がいい。

12.アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー

  •  ドラムスとピアノがいい音で鳴っている。ポールのリッケンバッカーのベースもトレブリーに響いている。

13.ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ

  •  音場が広がっていながら迫力が増している。

14.トゥモロー・ネバー・ノウズ

  •   音場が広がっていながら、不気味さも迫力満点に聴こえる。

 

 

1.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

  •  イントロの騒めき感からして違っている。完全にリッケンバッカーのベースに替わっているため、音質的にはトレブリーだ。

2.ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ

  •  少し音場が広がった感じ。

3.ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ

  •  高域の伸びが良くなっている。リッケンバッカーのベースの硬い音が少し強調されている。

4.ゲッティング・ベター

  •  高域の伸びと抜けの良さが目立つ。

5.フィクシング・ア・ホール

  •  コーラスがとても印象的に聴こえる。

6.シーズ・リーヴィング・ホーム

  •  ストリングスの低音がいい。

7.ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト

  •  高域の部分の音場感が広がっている。

8.ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー

  •  全体的に音場が広がっている。

9.ホエン・アイム・シックスティ・フォー

  •  ベースとヴォーカルのリアリティ感が強くなっている。

10.ラヴリー・リタ

  •  高域の伸びと抜けの良さ。

11.グッド・モーニング・グッド・モーニング

  •  ギターの音の分解能が上がっている。少し硬く聴こえるかもしれない。

12.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)

  •  重心が低く、騒めき感も臨場感が増している。

13.ア・デイ・イン・ザ・ライフ

  •  ピアノの低音と最後のオーケストラの盛り上がりとピアノのEメジャーコードが吸い込まれるような迫力がある。