ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~もありますが、価格的には2倍になります。二つとも購入すると3万円を超えます。金銭的に余裕があれば両方購入されることをお勧めします。音質的には、デジタルリマスターがなされておりますので申し分ないですが、鑑賞していただければすぐに分かることで印象が全然違って聴こえてくるからです。また、CDジャケットがLPサイズなので坂井さんの写真がとても素敵に映えます。正にコレクターズアイテムです。
最初は、私も被る曲も多くあることから悩みましたが買って良かったと思っております。そして改めて全アルバムを聴いてみると、一枚毎に印象が違うということです。発売日順にアルバムをレビューしましょう。
Good-bye My Loneliness(1991年3月27日)
デビューアルバムですが、収録曲も少なくミニアルバムのような感じです。1曲目と6曲目が好きです。
1.Good-bye My Loneliness [4:35]
作詞:坂井泉水
作曲:織田哲郎
編曲:明石昌夫
- ドラムとギター、ベースそしてボーカル、サックスの鳴っている位置が前後左右と明瞭に聴こえます。
2.愛は暗闇の中で [4:41]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:ZARD、寺尾広
- ギターが艶めかしく聴こえるのとベースがはっきり聴こえる。
3.恋女の憂鬱 [3:24]
作詞・作曲:川島だりあ
編曲:明石昌夫
- ギターとベース音が良くなっている。坂井さんが作詞していない曲。
4.Oh! Sugar Baby [4:20]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:葉山たけし
- ギター音がやはり素晴らしい。
5.女でいたい [4:31]
作詞・作曲:川島だりあ
編曲:葉山たけし
- ギターとベース音の向上とシンセサイザーも良く聴こえる。作詞が坂井さんではない曲。
6.It's a Boy [4:35]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:明石昌夫
- ドラム、ギター、ベース、ボーカル良い感じで音質とバランスが向上している。
もう探さない(1991年12月25日)
セカンドアルバムですが完成度は高いです。デビューアルバムよりこちらの方が好きです。
1.不思議ね… [4:16]
作詞:坂井泉水
作曲:織田哲郎
編曲:明石昌夫
- 透明度が向上したというところ。
2.もう探さない [5:05]
作詞:坂井泉水
作曲:織田哲郎
編曲:明石昌夫
- 透明度が向上したというところ。
3.素直に言えなくて [4:17]
作詞・作曲:坂井泉水
編曲:明石昌夫
- ギター音が良くなっている。高音と低音の抜けが良くなったので、ミドルレンジも改善されたのだと思う。
4.ひとりが好き [4:49]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:明石昌夫
- ギター、ベースは言うまでもなくボーカルとバックコーラスが素晴らしい。
5.Forever [4:18]
作詞:坂井泉水
作曲:川島だりあ
編曲:明石昌夫
- ギターとベース音の動きがはっきり分かる。
6.Lonely Soldier Boy [4:08]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:明石昌夫
- 明らかにイントロのギター音からしてリマスター効果が出てる。
7.いつかは… [4:34]
作詞・作曲:坂井泉水
編曲:明石昌夫
- ギターと電子ピアノそしてベース音の太さが違う。数少ない坂井さん作曲の曲、意外にいいです。
HOLD ME(1992年9月2日)
このアルバムもなかなかいいです。アルバムタイトルは、こんなに愛してもという曲のサビのフレーズです。
1.眠れない夜を抱いて [4:28]
作詞:坂井泉水
作曲:織田哲郎
編曲:明石昌夫、池田大介
- テレビ出演でも歌ってた曲。解像度が向上している。
2.誰かが待ってる [3:55]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:明石昌夫
- バックコーラスの透明感がいい。ギター音が相変わらずいいです。栗林さんの曲には好きなものとそうでないものがはっきりしてくる。
3.サヨナラ言えなくて [4:02]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:池田大介
- ピアノの音がはっきり聴こえるようになった。この曲も素敵です。ギターの音質の改善が良すぎる。
4.あの微笑みを忘れないで [4:26]
作詞:坂井泉水
作曲:川島だりあ
編曲:明石昌夫
- 川島だりあ作曲の中でベストな曲。バックコーラスとベースの動きがはっきり分かるようになった。ギターのミドルレンジが心地よい。
5.好きなように踊りたいの [4:23]
作詞:坂井泉水
作曲:和泉一弥
編曲:葉山たけし
- ギターの音とベースの音質、ボーカルが前で聴こえる。
6.Dangerous Tonight [4:13]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:明石昌夫
- 好きではない曲です。
7.こんなに愛しても [5:00]
作詞:坂井泉水
作曲:栗林誠一郎
編曲:明石昌夫
- この曲は詩も曲も全てがいい。この曲を印象的にしているのは、ベースラインだ。「またひとりで、切なくなる」というフレーズのひとりであたりのベースの音の下がり方だ。当時のギターリストは、町田文人、ベースは星弘泰。彼らの技能とセンスによるところが大きい。因みに、星君は高校時代の同級生。
8.Why Don't You Leave Me Alone [3:23]
作詞:坂井泉水
作曲:川島だりあ
編曲:葉山たけし
- 全体として透明感が向上している。
9.愛は眠ってる [3:39]
作詞:坂井泉水
作曲:川島だりあ
編曲:池田大介
- ベースの重低音がいい。この曲もいい。川島さん作曲の曲も栗林さん同様二分される。
10.遠い日のNostalgia [5:49]
作詞:坂井泉水
作曲:望月衛介
編曲:明石昌夫
- バックコーラスがいい。
11.So Together [5:02]
作詞:坂井泉水
作曲:川島だりあ
編曲:明石昌夫
- 重厚感のある曲だが重くなることなくpopに仕上げている。
織田哲郎の隠れた名曲、「いつも あなたが」TETSUでクレジットされています。才能のある方だとつくづく思います。
2014年のプチ同窓会の時の写真。右が星弘泰くん、左は筆者です。この頃はZARDが好きでなかったので何も聞けなかったです。惜しいことをしました。