U2と言えばビートルズと同様にルーフトップセッションを行ったバンドでもある。タイトルにあるアルバム「The Joshua Tree」を1987年に発表する前に、、LAのリカーショップの屋上で「約束の地(Where The Streets Have No Name)」のミュージックビデオをゲリラ的に撮影している。警察に止められて終了となるが、観客も含めてかなりハイになっている。
U2 - Where The Streets Have No Name (Official Video)
宇多田ヒカルさんもMTV UNPLUGGEDでカバーしている。
Utada Hikaru-With or Without you
アルバム自体重厚と言えるほどオーケストラ基調の曲でもない。1曲目からストリングスが入り幻想的な気分にはさせてくれる。人気のあるアルバムだが、リマスター盤を偶然Disk Union池袋で発見したので購入して見た。金額は1,650円(税込)で新品同様であった。発売20周年記念のもので現在30周年盤が出ているので価格的に安くなっているのだろう。もし、リマスター盤の購入を考えるのであれば、20周年記念の中古で状態のいいものを購入するのが賢明である。
なぜなら、30周年リマスター盤も2007年のリマスター音源を使用しているからだ。disk2のレアリティ盤も音質はいい。U2はこのアルバムしか聴いたことがないので、バンド自体の評価はできないが、DISK2も良い曲が多い。
これまで所持していたものは、2015年に購入したリマスターされていないものであったので聴き比べてみた。
結果は、リマスター盤がいい。音の粒がきめ細かくなりベースが前に出てきている。ストリングスも重厚的な音で聴こえるし、分解能が向上し高音の抜けと音圧も若干上がっている。このアルバムで使われている楽器がそれほど多彩でもないし、劇的に変えるのであればボーカルをもっと前にもってきて息遣いも分かるレベルにリマスターしなくてはならない。いずれにしても、アルバム2枚ともに十分聴くに値するものなので、是非購入して聴いて欲しい。
2019年11月6日発売で、オリジナルアルバム11曲をリマスターしたものの中では最安値だろう。